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キリシマNEWS~“勝ち続ける仕組み”~

皆さんこんにちは!

 

今回は

~“勝ち続ける仕組み”~

 

勝敗は一週間の設計で決まります。トップ・アカデミー・スクールを同じ哲学で束ね、指導→分析→医科学→リーダーシップをループさせる。今日は週次マイクロサイクル/ゲームモデル/データ活用/怪我予防/育成の一貫性を“そのまま現場に落とせる形”でまとめました。


1|ゲームモデル=“共通言語”を先につくる

  • 攻撃:ビルドアップの優先ルート(内外・縦横)、3人目の関与、最終局面の人数と走行角度

  • 守備トリガー(背パス・横パス・ファーストタッチ外向き)、奪回5秒の合言葉。

  • トランジション:ボール失った3秒の再奪回 or 撤退ライン

  • セットプレー:プランA/B/Cを動画・カードで可視化。

曜日ごとの練習メニューはゲームモデルの“部品”を磨く時間割に。


2|週次マイクロサイクル(ナイター基準の一例)️

  • MD-4:ポジショニングゲーム & ビルドアップ(中負荷)

  • MD-3:突破とフィニッシュ/守備トリガー整理(高負荷・短時間)

  • MD-2:セットプレー攻守/戦術確認(中負荷・時間短)

  • MD-1:リハーサル(低負荷・テンポ高め)

  • MD:試合

  • MD+1:リカバリー(出場組)/負荷トレ(非出場組)

各日RPE(主観的運動強度)×GPS累積負荷を管理。


3|データで“論点を絞る”分析術 ️

  • 試合KPI:xG/xGA、PPDA、ファイナルサード侵入数、ボックス進入、被カウンター回数。

  • 練習KPIHSR(高速走行)・加減速回数・心拍ゾーン

  • レビュー3クリップだけ(良い再現1/修正2)。ロッカーで語れる長さが正義。


4|怪我ゼロに近づく“3つの網”

  1. プレハブ(RAMP:Raise-Activate-Mobilize-Potentiate)+予防EX(Nordic・アダクター・コペンハーゲン)

  2. 負荷管理急性/慢性比(ACWR)と睡眠・ウェルネスデイリー入力

  3. リターン・トゥ・プレー基準痛み0/筋力左右差<10%/ピッチでの機能テスト合格✔️


5|ポジション別“ミニ原則”

  • CB:前向きボール保持者へ圧縮 or カバーの即決。ロングの弾道2種(回転あり/なし)。

  • SB内外レーンの使い分け/オーバー or アンダーの合図を固定。

  • CM三角形の底/頂点で受ける習慣、前向き一発の配球。

  • WG内外の駆け引き2タッチ以内のクロス種類。

  • CF背後/足元のサイン、壁→3人目の自動化。


6|アカデミーと一体化する仕組み ➡️

  • U12→U15→U18→TOP用語・フォーメーション・原則を共通化。

  • 評価表技術・戦術理解・競技姿勢の3軸で四半期レビュー

  • トップ練合流枠週1設定し、動画フィードバックを当日中に。


7|遠征&暑熱の運用

  • 移動到着48h前ルール(時差>2hの場合)/座席の脚挙上で浮腫予防。

  • 暑熱プレクーリング(アイススラリー)ウォーターブレイク計画。

  • 栄養試合前48hは炭水化物中心試合後30分は補食(CHO+PRO)。


8|キャプテンシー&文化づくり ️

  • 価値観3語(例:勇気・規律・尊重)をロッカーに掲示

  • ルーキー制度:先輩1名がメンターに。

  • 感謝の可視化:勝利後スタッフ全員と輪拍手30秒


9|チェックリスト✅

  • ☐ 週次メニューとゲームモデルの紐づけ

  • ☐ RPE/GPS/睡眠ログの回収

  • ☐ セットプレープランA/B/C更新

  • ☐ 予防EXの遵守率

  • ☐ レビュー3クリップ選定済み


まとめ
“週の設計”ד共通言語”דデータで絞る”。この3点で、勝ちは積み上がる習慣になります。まずは**来週のMD-3に置く“トリガー練”**を1つ決めましょう。⚽️